対戦中に起こった事は大抵が「この技を振った後は有利」とか「この技を振ったら結界が狩れる」など実際にやってみれば分かることがほとんどである。
ただ、その理由はなぜかとか射撃キャンセル後の飛翔でどれだけ有利不利が付いているのかとなると正確な数値や理由は出てこない。
そこで必要になるのが「フレーム計算」である。
今回はフレーム計算の方法について解説する。
遠A>6Aなど地上のみで行えるフレーム計算の仕方は至極単純で、必要な物は
全体フレーム・発生フレーム・硬直差が分かるフレーム表
計算できる物
この2つがあればいい。
やり方も簡単で遠A>6Aをした場合のフレーム計算をすると
例:妖夢が遠A>6Aをした場合(全部正ガード)
遠Aと6Aのフレームは
技名 |
発生(F) |
持続(F) |
全体(F) |
硬直差(正ガード時)(F) |
遠A |
10 |
2 |
27 |
-2 |
6A |
16 |
2 |
43 |
-6 |
となっている。
ここで、遠Aのフレーム計算をする。
今回のケースでフレーム計算をする意味は遠A>6Aが非連ガである理由が技量によるものかフレーム的に無理なのかを判断するためである。
今回上記の表で行う計算は妖夢の攻撃をガードした方がどれだけの硬直を持っているかを知る計算式。
計算式は
全体F-発生F+硬直差F=相手の残り硬直F
になる。この場合6Aの発生Fが硬直Fと同等か下回っていると連ガになる。
計算式を利用して計算すると27-10+(-2)=15
相手の硬直が15Fなので、発生が16Fの6Aは連ガにならない事がわかる。
しかし、持続の2F目を当てることができれば相手の硬直が1F増えるので遠A>6Aが連ガになることが分かる。
ちなみに、この15Fは攻撃レベル中の攻撃を当てた時の硬直Fと同じであり
この辺りで細々と東方非想天則を攻略するwikiのフレーム表に乗っていた攻撃レベルの意味が分かってくると思う。
引用:細々と東方非想天則を攻略するwikiより「のけぞり(ガード硬直)時間のまとめ」
つまるところ、攻撃レベル中の技を当てた後発生15F以内の技を出せれば連ガにすることができるのだ。
といった感じで知識を付けた上で固めパーツを構築すれば、今までの自分にない固めルートを開発したり、今まで連ガだった固めがなんで連ガだったのかを理解することができるようになるかもしれない。
ただ、忘れないで欲しいことがある。
このゲームのフレーム計算で分かることの殆どが実際にやってみても同じことができるしそっちの方が早く実際に起こっていることなので事実であることが多い。そして、フレーム計算だけではその情報が実戦において必要な情報であるかどうかが分からない。
例えば今回のケースではフレーム上では遠A>6Aは非連ガになるが、実際に使ってみればそんなことは5回も同じことを試せば一目瞭然のはずだ。
だから、フレームだけでものを見てはいけない。基本は実戦が物をいう。
まずは触ってみて大体の性質を理解し、これは連ガにできるのだろうか、どれくらいのフレームで有利なのかが分からない状態になったらフレームで調べる。となってからでも遅くはないだろう。